カナダ・ワーホリから、現地メディア会社への就職。
カナダ・バンクーバーでカメラマンとして、2011年冬季バンクーバーオリンピックでも職務を全うした竹見脩吾さんを特集しました!!
現在24歳の竹見さんは、日本の大学を卒業後(当時22歳)、ワーキングホリデービザを取得し単身カナダへ渡航しました。1年間のワーホリ生活中に、現在勤めているメディア会社へ自分を売り込んでチャンスを掴んだその成功には、彼の努力や強い信念がありました。
竹見氏:
2008年の6月1日にカナダバンクーバーに来ました。
語学学校ILACに3ヶ月間通い、入学時は9段階で6のレベル。最後は7に上がって卒業しました。
その次にPPCという語学学校に午前中だけ3ヶ月間通いました。この学校を卒業する時には、一番上のクラスでした。
その後は「バンクーバー経済新聞」で働きました。ワーホリ期間中は6ヶ月間働きました。。
竹見氏:
語学学校に通っている時から、有り余っている時間を使って、写真を撮り続けていました。
ある日の休日、バンクーバーにあるプロサッカーリーグの試合を写真撮影しに観客として会場に行きました。
そこで、「バンクーバー経済新聞」の編集長と出会い、自分を売り込みました。数日後に電話がかかって来て、こんな取材があるけど、写真撮ってみない?と仕事をふっていただけるようになりました。
最初のうちはボランティアのような形でお手伝いをしているだけでした。ただ私にとっても普段では入れないような所に入って撮影ができ、お金にはなりませんでしたが、貴重な経験ができるというメリットがあったので、続けていました。
語学学校PPCを卒業するのと同じくらいの時期に、契約カメラマンとして給料ももらえるようになり、残りのワーホリ期間を仕事に費やしました!帰国予定の2~3ヶ月前に、就労ビザを出して頂けるという話になり、申請し、無事にビザを取得する事ができました。
竹見氏:
自分がやりたい事をやり抜くという強い信念を持って行動することが、一番かと思います。
日本食レストランや居酒屋で働く事も、英語を使う環境で働くという事も、探せばいくらでもあります。
「英語がしゃべれるようになりたい」「お金を稼ぐ」「海外で生活してみたい」などそれぞれの目的があれば、それに向かって活動するだけだと思っています。
私の場合、カメラマンとして世界に活動の幅を広げたいという理由から、英語勉強をしながら、写真の技術を磨き、経験値をあげるという目標に向かって、ひたすら頑張ってきました。それが編集者に出会った時にすぐに自分を売り込めるために、名刺を日本で作っていつでも渡せるように持ち歩くなど、自分でそういう環境を作ることも常に考えて行動していました。
突然の出会い、チャンスの時のために、いかに準備をして待っていられるかというのを大事にしております。「頑張る」と言う事は簡単ですが、「いかに大事な時に頑張れる環境を作っていられるか」を意識する事が努力した事かもしれません。
苦労は~苦労に感じた事はないかもしれません。笑
でもホントです。苦労と言われて、思い当たる事がないです。すいません。
竹見氏:
今後の目標は、小さい頃からの夢であったサッカーW杯やオリンピックなど大きなスポーツの国際大会を取材する事です。
大きな国際舞台にカメラマンとして立つには、数々の大きな壁があります。日本には素晴しいカメラマンが星の数ほどいます。
その中でいかに上手く自分をアピールできるかが今後の課題です。
人にはそれぞれ「武器」があると思います。ベテランカメラマンには経験値といったような。
私なりの「武器」を生かして、夢のチケットを自らの手で勝ち取れる日を一日でも早くすることを目標にこれからも写真活動に励んでいきたいと思います。
---竹見さん、ご協力ありがとうございました!---
これから留学やワーホリする皆さん、チャンスの掴み方のヒントがありましたね!
現在、フォトグラファーである竹見氏は自身の作品の数々をホームページやブログなどで紹介している。
今まで紹介した一部の作品を見るだけでも、彼の力強いメッセージが伝わることだろう。
今後の活躍がますます楽しみだ。