日本の義務教育を修了し、高等学校で学ぶ16歳~18歳の3年間は今後の人生において様々な選択や経験をされる重要な期間です。
目標を見据え部活動に励む人、アルバイトを始め収入を得ることを体験する人、恋愛をして喜怒哀楽という感情を存分に感じる人、小中学生の頃とは異なり色々な経験をする多感な年頃だからこそ高校留学は留学生にとって最も良い年齢と言われています。また親御さんとしても中学生までは親元を離れるのは何かと心配されるものですが、16歳ともなれば我が子に自立するような経験を積ませたいと思うのが多くの親御さんの望みです。このような背景から実は多くの方が高校留学をされているようです。
海外生活をしながら現地の高校に通う魅力は3つあります。
1.英語力の向上
特に高校生のような若い世代はまだ頭が柔軟で他言語を理解する吸収力が高く、人目を気にする大人の世代よりも積極的に英語を使おうとします。本来英会話力を身につけるのに『学ぶ=INPUT』と『使う=OUTPUT』をうまく組み合わせることが重要で、高校の先生やクラスメイト、お世話になるホストファミリー、買い物や外食時に出会う店員さん等と英語を使ってやり取りすることで語学力がグングン伸びます。
2.日本と異なる教育システム
日本は多くの欧米と異なり、小学校から大学まで一貫して黙って授業を受けるということが当たり前です。また先生は教材を使いながら問いに対し答えを教えてくれて、また答えを導き出す為のその過程を教えてくれます。生徒はある意味その公式を覚えてしまえば、良い点が取れるというのが一般的な日本の教育です。
一方海外では、授業中は生徒が自由に発言をするのが当たり前で、先生が生徒に対し発言を促すことも多々あります。『教える』ということにつきましても、先生は先に答えを伝え、どうしてこのようになるのか皆で考えようという教育スタイルが一般的。例えば「環境破壊についてどのような原因が考えられますか?」となれば生徒から出てくる答えは複数になるはずです。「オゾン層破壊」「土壌汚染」「車の排気ガス」「石炭」「森林伐採」など。あなたはどう思いますか?他の子の意見についてあなたはどう思いますか?と自分の意見と他人の意見を擦り合わせるようなことがよく行われます。
このような教育システムから人と人とのコミュニケーションの重要さを体感し学んで頂けるはずです。
3.異文化交流
海外で生活をするということは旅行とは違い、生活レベルで気づくことが多々あります。ここでは一部ですが食事のとり方、買い物をする際のレジ係の働き方等、日本と違う点を感じられることは必ずあります。日本と比べポジティブに捉えるかネガティブに捉えるか個人差はあるかもしれませんが、そこは郷に入っては郷に従え、常にポジティブな視点で異文化を受け入れる気持ちがあればきっと楽しい留学生活になるはずです。
海外の高校に入る為の英語力は国により求められるレベルが異なります。それでも高校での学習は英語で各科目を学びますので、出来れば英検2級以上の英語力が望ましいです。
英語力に自信がない場合は、事前に語学学校等で英語コースを受講し高校へ入学をするということも可能です。
やはり心配となりますのは高校留学後の進路について。日本の高校を3年で卒業できるのか、日本の大学へ入学できるのか、またはそのまま海外の大学に進学できるのか。
高校留学は交換留学や卒業目的の留学があり、高校の途中から海外へ行かれる方が多いです。その多くは高校2年生のときで1年間の交換留学、海外で高校2~3年生を過ごすケースとなります。高校留学後の単位移行については現在通われている高校やこれから通われる予定の高校で具体的な相談をして頂く必要がありますが、一般的には他の生徒さんと同様3年間で卒業が可能です。但し私立の場合は、各校独自の教育方針があります為、事前にしっかりと高校側とご相談されることをお勧めします。
またニュージーランドではNCEAと呼ばれる全国統一の高校教育認定資格があり、ニュージーランドの大学はもちろん、多国や日本の大学へ進学される際も殆どの大学で通用できる資格となります。
◎アメリカ公立高校交換留学(1学期か1学年) 年間約170万円 高校留学としては安価な費用が魅力。理由は公立校の為ほぼ学費がかからず、滞在されるホームステイ先もボランティアで成り立っています。 費用のほとんどが運営費と人件費の為、現地でのサポートが充実しているのも魅力と言えます。 アメリカ公立高校交換留学の詳細はコチラ |
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