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日本人の『察する』力について

更新日:2019年01月26日


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海外での対人関係の築き方についてお話したいと思います。
これは渡航前のオリエンテーションでもお伝えしていることです。
人の気持ちは常に変化します。

 

相手がどうしてそのように思うのか、どんな理由で○○を自分に伝えたのか。
日本人同士の場合は相手の気持ちを察することに長けています。
これは日本人の美徳と言えるでしょう。

 

一方、外国人。特に欧米の方々は相手の気持ちを察することができません。
(私は視察で度々フィリピンにも行きますが、フィリピン人は割と出来る方だと思っています。)

 

例えばホテル内のレストランで働いているとします。
朝食を済ませたお客様が「部屋にコーヒーを持って行きたい」と言ったら何を想像してどのようなサービスをしますか?
おそらく日本人であればコーヒーをカップまたは持ち帰り用のカップがなければせめてコーヒーカップにコーヒーを入れて、砂糖やミルクを必要とするか聞かれると思います。
けど海外だとコーヒーのポットをそのまま渡されることがあります。
いやいやそんな量必要ないよ…と思うかもしれませんね。
逆に言えばお客様が初めから「一杯分のコーヒーと砂糖とミルクをください」と言わないのが悪いんだ。
と思われても仕方がないのです。

 

相手の気持ちを察するというのは日本人特有の技能と言っても過言ではありません。
しかしながら『察する』というのは海外では裏目に出ることが多々あります。

 

ホームステイをしたことがある方なら一度は経験があるかもしれません。
例えばホストマザーに「この料理おいしい?」と聞かれ、それほど好きではないのに美味しくないと言ったら相手を傷つけてしまう。。
その為、美味しかったとついつい言ってしまう。
すると翌日からそれほど好きでもない料理がよく出ることが多くなる。
このような感じです。

 

つまり海外では『察する』というのは日本人以外では身に付いていないことを前提にお付き合いが必要となります。
また一方で相手に自分の気持ちをはっきり伝える、話すという作業がとても大事です。
「私は今こんな気持ちです」「私は怒っています」「これが好きです」「これが嫌いです」
とはっきり堂々と言うようにしなければいけません。

 

と、今日はこの辺にしておきます。
渡航前のオリエンテーションではもう少しこのあたりのお話をしています。
留学やワーホリの準備とは語学学習はもちろん、こういった事前知識も大事です。
ぜひ素敵な海外生活を得られるよう応援していきたいと思っています。