かれこれ10年以上お付き合いさせてもらっている大阪の英会話スクールさんにご招待頂き、オンラインセミナーに参加させて頂きました。
大阪各地にある英会話スクールさん主催による、セミナーで中高生やその親御さん向けの講演です。
現在このような状況からZOOMにて実施されました。
その講演で印象に残ったことを一つ共有したいと思います。
もし、「Can you speak English?」と聞かれたらどう答えますか?
Yes or No
多くの日本人はNoと答えられるそうです。
これは私も今までの経験上そう思います。
私たち日本人は中学高校で最低6年間英語を学んでいます。
自治体によって異なりますが、現在では小学低学年または高学年から学びますね。
また、大学生の英語学習も含めれば、もっと多くの時間に英語に触れています。
しかしながら、英語を使えない人たちが多いのが現状です。
だからなのでしょうか。英語をより正確に話すことが前提となってしまい、“英会話”はできない。
と思っている方は非常に多く、結果として英語は話せません。という思考になってしまいます。
実は、Can you speak English? と言われて、No と答えている時点で英語は話しています。
また、英語を話すというのは別に流ちょうな英会話力を求められているとも限りませんし、実際その殆どが道を尋ねられるようなことが多いはずです。
(日本で生活をしている中での話です)
講演で話してくださった英語教諭の方は、10年前に多くの日本人学生と中国人学生に、英語を話せる人は手を挙げてと聞いたそうです。
結果は中国人学生の殆どが手を挙げた、でした。実際、その日本人学生も中国人学生も英語力は殆ど変わらないにも関わらずです。
10年経った今も日本人の方のほとんどは手を挙げません。
つまり日本人の方は『英語を話す』というレベル、線引きを高くしています。
これは前述の通り、読み書き中心の英語学習をしてきた日本の英語教育の問題でもありますし、謙虚な日本人気質もあるかもしれません。
英語も他国の言語も、相手に通じれば例え流暢でなくても良いのです。
また、英語を話すという敷居を低くすればその分英語を話すチャンスは多くなります。
留学も同じです。せっかく海外にいるのに英語を話すことに消極的になってはいけません。
文法が間違っていても、単語だけの会話でも良いので、積極的に話すということを試みて欲しいです。