フィリピン・バギオの気候と服装
留学経験者が過ごしたバギオの気候
フィリピンは『暑い』というイメージの方が多いでしょう。もちろんそれは正解です。首都マニラやセブ島はいつもジメッとしており、年間平均気温は30℃にとどかないくらいですから、少し動けば（動かなくても）汗をかいてしまいます。
それがまた東南アジアらしさでもあるのですが、日本で生まれ育っている私たちはあまり暑さになれていないので、暑いというだけで疲れてしまう方も少なくないと私は思います。フィリピンの気候は日本の初夏～夏がずーっと続く感じですね。
しかし、バギオは違います。バギオはマニラから北へ車で5～7時間、標高約1,500ｍの場所に位置しています。年間平均気温は20℃前後で、平均最高気温は25℃に届かず、平均最低気温は約12～13℃くらい・・・そう、暑くないんです。
昼間は気温が上がっても朝晩は涼しく、日本の秋がずーっと続いてる感じです。実際に10月～11月の限られた期間ですがバギオに滞在した私は、想像していたよりも涼しいと感じました。湿気が気になることもあまりなかったので、非常に過ごしやすい地域でした。
バギオで過ごした私の服装
基本的に外出するときは長袖や七分袖を着ることが多かったです。日によっては、半袖・短パンで外出することもありましたが、夜は半袖だと肌寒く、そして建物内は冷房が効いているので、長袖の羽織は常に持ち歩いていました。
男性も長袖を着る方が多かったです。中にはTシャツで一日中過ごす方もいましたが、夜なんかは見てるこっちが寒かったり、そして本人も寒いと言うこともしばしば 笑
現地の方やお洒落さんはTシャツやタンクトップ等も着ていましたが、日本人でそういった方は少なかったと思います。
私が通っていた学校は、冷房がないにも関わらず結構寒かったので、常に長袖と長ズボンで生活していました。他の生徒も先生方も長袖の人が多かったですし、中にはニットを着ている人もいたほどです。
靴はスニーカーの人もサンダルの人もいましたが、サンダルで過ごしてつま先や足元が冷えてしまう女性は多かったかな。私もその中の一人です。
個人的には、ひざ掛けやストールは非常に役立ったので、授業中の必須アイテムの一つでした。少し風邪気味の時や夜中まで勉強をしているときは、よく薄手のダウンを羽織っていました。
帰国時は日本が冬の時期だったので必要かと思い持って行ったダウンが、まさかフィリピンで活躍するとは思いもしませんでした 笑。
しかし、基本的に私が持っていた服はTシャツとショートパンツが多かったので、校内での服装はいつも同じ服を着ている感じになってしまい、結局現地で洋服を買い足しをしたほどです。これから行かれる女性の方には長袖やレギンスを持って行かれることをアドバイスします。
バギオは天候の変化が激しい
バギオに滞在して驚いたことは、天候の変化が激しいことです。数分前まで晴れていたのに、急に辺り一面霧になったり激しい雨が降ったり、そして気づいたらまた青空が顔をのぞかせる。。。なんてことはざらでした。さすが山岳地帯。
雨季は非常に雨が多く、台風の時なんかは外に出ることが困難です。私がバギオに到着した日はちょうど天気が悪かったのですが、その日から5日間は青空を見ることはありませんでした。この期間で、学校によっては停電・断水等があったそうです。
また、バギオにある唯一のショッピングモールの屋根の一部が破損してしまったとか…。そのショッピングモールは数日間営業されていなかったような気がします。そして、壊れた屋根を取り寄せるのに時間がかかった為、しばらくショッピングモールの一部は工事中のままでした。
ただ、雨季でないときは雨はあまり降らなかったと思います。降っても一瞬ザーッっと。
私が滞在していた期間の土日はだいたい天気が良かったので、外出するのが楽しかったです。降るか分からない急な雨に備えて折りたたみ傘を持ち歩いていましたが、一回も使うことはありませんでしたが、持っていないときに限って雨が降ってしまうんですよね…。そんな時はカフェでお茶をして雨が止むのを待ちました。
総評としてバギオはフィリピンとは思えないくらい過ごしやすい気候だと思います。
『フィリピン＝暑い』のイメージで行くと、きっと驚くことでしょう。けれど東南アジアですので、雨季があったり台風が来たりもします。長期間雨が降ってしまうと、時たま不便を感じることもりますが、それはきっと何処にいても同じことだと思います。暑すぎることもなく学校内は冷房いらず、バギオは勉強にとても集中しやすい数少ない地域です。
この記事を書いてくれたのは
フィリピン・バギオ留学体験者 山岸さん
留学期間 2015年10月～11月
