私は2年間、オーストラリアにワーホリに行ってましたが、その大半をブリスベンで過ごしました。出発前は海もあるし、あったかいし、直行便もあるし、と、最初の地はゴールドコーストに決め渡航後にブリスベンに移動しました。
私の通っていた語学学校はShafstonといって、ゴールドコーストのサウスポートにありました。ブリスベンにもキャンパスがあって、そちらのほうが大きくて、生徒もたくさんいて、土地柄、海や観光スポット的なものもないので勉強をちゃんとしに来てる人が多いと聞きました。
当時の私は英語力が伸びないことに焦りを感じていたのもあり、4ヵ月申し込んだうちの半分を違う環境で過ごしてみたいと思いブリスベンに移りました。
ブリスベンはゴールドコーストと比べて、高い建物が多く、オフィス街という感じでした。学校もゴールドコースト校の何倍も広くて先生も生徒も当たり前ですがたくさんいました。
人の感じも最初は少しみんな冷たく感じました。(ゴールドコースト校よりって意味で。。)
生徒さんのレベルもなんだか高く感じて、追いつくのに必死でした。
学校を修了するまではブリスベンCity中心のシェアハウスに住んでいたのですが、それからセカンドワーホリビザのため、ファームに行き、戻ってきたときはCityから少し離れたGeebungに住みました。そこは日本人女性のオーナーさんで歳も近くてとても優しい方だったのでとても居心地がよかったです。
Cityではシェアハウスで1つのお部屋も2人や3人で一緒に住むことがよくあるし、私もそうだったのですが、GeebungはCityから少し離れた郊外にあるので、同じくらいの家賃で1人部屋でした。
とても大きな2階建ての家でオーナーさんも含め6人くらいで住んでいました。オージー2人、タイ人1人、他はオーナーさんとワーホリの日本人や学生の中国人など入れ替わりで、一緒に生活をしました。
Charmsideのショッピングセンターが歩いていける距離にあり、私はそこのケバブ屋さんで働いていました。一緒に働く同僚はタイ、トルコ、台湾、イランなど様々な国籍の人がいました。
私はシェアメイトのオージーにお仕事を紹介してもらったのですが、日本人が私しかいなかったのでとてもいい経験になりました。
オーナーが変わることになり、次の仕事はCityでの日本食のTake Awayのお店にきまったので、またCityに戻ることにしました。
次に住むことになった家は当時ブリスベンで一番高い高層マンションの一室で、3LDKの部屋の一室を3人でシェアしていました。オウンルームと比べてホントに狭いスペースでしたが限られた空間しかない環境で、必要最低限しか物を持たない生活もいいなーと感じました。
このアパートメントでは1つのマスタールームに3人、残りの2部屋にそれぞれ2人、3人と合計で8人で暮らしていました。一緒に暮らしていたメンバーはみんな女の子で、学生の人やワーホリ、永住ビザを取る為に来ている子などさまざまで、たまにホームパーティや公園に行ってBBQをしたり花火を見に行ったり、恋話をしたりと毎日楽しかったです。
私はよくNichigoPressというサイトで住む家や仕事を探したり、いらなくなった携帯を売ったりしていたのですが、そこで見つけた日本食のTakeAwayのお店で半年間、働かせてもらいました。
同じワーホリの日本人の女の子があともう2人働いていて、お客さんはほとんどがオージーでした。日本人や韓国人のオーナーのお店は大抵、最低時給を下回るお店でしたが私のいたお店はちゃんとウエイトレスの最低時給をいただけました。ただ、働く時間がお昼の3時間だけと短かったので、たまに仕事前に友達とブランチをしてから仕事にいったり仕事後にCafeでお茶をしたりすることもできたので、なかなか日本にいてはできないゆとりのある暮らしをできて良かったです。
ワーホリビザだと、同じお店で6ヵ月以上働けないので、その後は友達の紹介でジャパニーズレストランで働きました。
残りのワーホリ期間も少なくなってきて1,2ヶ月しか働けないし、英語力もたぶんそのお店の中で私が一番低かったんじゃないかと思うのですが(この条件だとなかなか雇ってもらえないのですが)、オーナーが香港の女の方で、能力よりもやる気が大事!という人だったのでつたない英語でも楽しく働くことができました。
最後帰国前の残りの2週間はメルボルンに旅行に行きました。
メルボルンはブリスベンよりもすごく都会で、おしゃれな人がたくさんいて、私はあまりおしゃれに気を使っていなかったのでこんなおしゃれな街にいるのが恥ずかしいという気さえしました。
ゴールドコーストではたまに?よく?街中をはだしで歩いてる人がいて(海が近いというのもあると思いますが。。)ブリスベンではごくたまに見かけましたが、メルボルンは1人もいませんでした。
気候も関係があるのでしょうが、服装もQLD州ではカラフルな服装が目立っていましたが、メルボルンではモノトーンの人たちが多くてシックなイメージを受けました。
また、メルボルンはお料理がおいしい!オーストラリアは量も多いかもしれませんが、日本より金額が高いところが多かったと思います。私はブリスベンでおいしいパスタを食べたことがなく、どんなおしゃれな良い雰囲気のお店に行っても茹ですぎな柔らかいパスタがでてくるイメージでしたが、メルボルンでは何を食べてもおいしかったです。もちろんパスタも!おかげで食べてばかりいたので太って帰ってきましたが。。
そのほかにも、タスマニアやニュージーランドにも行きたかったのですが、計画するのが遅くて断念しました。。
ケアンズにはファームのあと、友達が滞在していたこともあり1週間くらい会いに行きました。ケアンズは私のイメージだと、ホントに田舎で近くに海がなく、バッパーで仲良くなった子達と車を出してもらって遠出したり、クラブに行ったり、プールに行ったりしました。
私は1週間で十分だなと感じたのですが、ケアンズに滞在する日本人はナイトマーケットで働く人が多いと聞いたことがあります。
シドニーへはゴールドコーストとブリスベンに滞在中に2回遊びに行きました。
オージーの友達にサーキュラーキーから出てるフェリーに乗ったほうがいいよ!と勧められたのですが、ハーバーブリッジの下を通ったり、船の上からオペラハウスを見ることができたり、景色が凄く綺麗で私もぜひ皆さんにおすすめしたいです!確か、1日乗り放題のチケットがあったと思います。それを使えば昼間の景色や夕焼け、夜景など好きな時間帯に何度も乗れます!私は1日で2回乗りました。
ワーホリを終えて今感じることは、色んな環境で過ごしてたくさんの人たちと出会うことで、英語力だけでなく人としても少し成長できたんじゃないかと思います。
私は20代後半にワーホリという制度を知ったので、よくあっちではギリホリ(ギリギリ間に合う年齢なので)って言われてましたが、もっと早く知っていればこの制度を使ってもといろんな国に行ってみたかったなーと思います。また、逆に、日本で色々な経験を積んでから海外生活を経験できたのも、若いときに行くのとまた違って良いのかなとも思いますが。。
私がオーストラリアで知り合った日本人の方々は私よりもぜんぜん年上で、学生ビザで勉強しに来ている方などもいたので、行動力(とお金)があれば年齢は関係ないなとも思いました。
また機会があればオーストラリアや他の国に行きたいと思ってます。
この記事を書いてくれたのは
オーストラリア・ワーホリ体験者 五十嵐さん