海外留学・ワーキングホリデー先で皆さんが困ることや苦労する2つのこととは？
英語などの他言語でのやり取りに苦戦
海外留学やワーキングホリデーで渡航される目的の多くは英語などの言語を習得することですが、渡航初期はとても苦戦を強いられるのが一般的です。
初歩的な会話ができず、ホストファミリーとのやり取り、語学学校では先生が何を言っているのかが分からない…。そのようなこともあります。
当然、日本にいるうちに事前の英語学習等を行っておくべきですが、なかなか仕事や学校が忙しくて時間が取れない…という方も少なくないと思われます。そんな方は1日5分だけでも良いですので、継続して学習が出来るよう取り組むようにしておくのがコツです。こちらでは自宅でできる、たった2つの英語学習をご紹介しています。ぜひご参考にしてみてください。
さて、では海外へ行ってからはどうするべきかをお伝えします。
ポイントは自分の語学レベルで構わないのでとにかく英語を使ってみることから始めましょう。
日本では中学、高校、大学、最近では小学校から英語を必須科目として学ばれていますが、現在留学やワーキングホリデーを検討されている方たちはおそらく受験の為の英語学習をしてこられたと思います。つまり英文法や熟語、その他読み書きに関する英語学習が多く、覚えるような作業が多かったはずです。
そのような背景から英文法が正しくなければ相手に伝わらない…と錯覚されている方が少なくありません。しかし日本語も同じで文法がメチャクチャでも相手に伝えたいと思っている単語さえ合っていれば大概は会話として成り立ちます。
例えば、日本で外国人に「私、行きたい。浅草。どこ？」「六本木、この電車。合ってる？」などと聞かれれば大体の方は相手が何を伝えたいかは分かりますよね？
英語も同様です。もしホストマザーに「昨日学校行った？」と聞かれたときに、「I go to school yesterday.」と本来はgoがwentなのを間違えて伝えたとしてもホストマザーは何を言いたかったのかは理解してくれます。仮に「I go school yesterday.」と言ったとしても理解してくれるでしょう。
肝心なのは積極的にコミュニケーションを取ろうとする気持ちです。自分のレベルで構いませんので、英語を使って話してみるということから始めてみましょう。
あとは以前当社サットアブロードでワーキングホリデーをされた方が、これから渡航される方にアドバイスされていたことがあります。
それは、自分から話の話題を振るということ。いきなり相手に何か話題を振られると何を言っているのか分からない…なんてことがありますが、自ら「What did you do last night?」って聞いてみることで何の話をしているのか想像できますよね？自分から話のテーマを振っているのですから当然ですが、どのような返事が返ってくるのかが想像できればその後の会話も大体は繋げられるはずです。
意見を求められることが多くなる
次に日本では相手を思いやる文化、国民性があり、体に染みついているものですが、ザックリと言えば日本人以外の方たちはそれが出来ません。互いの意見を交わすことで対人関係を築くことが一般的となります。
例えば、「○○について君はどう思う？」「それってなぜ？」「僕はこう思うけど、君は賛成する？」「日本人は大人しい人が多いよね？どうしてなの？」という具合になんでそこまで『なぜ？なぜ？」聞くの…！と嫌になるほど意見を求められることが増えます。
これは元々、日本と海外の国民性の違いもあるでしょうが、教育の違いも起因していると思います。日本での教育というのは先生が常に答えを教えてくれて、生徒はその公式や答えを覚えれば良い点数が取れるようになっています。結果的に日本人の方はみんながしてるから私もそうするという方が多くなります。
例としては世の中にアムラー、コギャル、たまごっち、iPhoneというようにみんなが持っているものや流行りものにとても敏感です。
一方、海外での教育は先生が先に答えを出して、そこに対してどうしてそうなるのかを生徒に問うということがあり、生徒から出てくる様々な考えや意見を討論させるということがあります。
日本であれば世界の環境汚染について考えましょう。理由として挙げられるのは、『土壌汚染』『オゾン層破壊』『排気ガス・フロンガス』などがあるので覚えましょう、テストに出ますよ。となりますが、海外では環境汚染になる理由を君たちはどうしてだと思う？というところから意見を交わしていきます。
このように今まで生きてきた環境が異なる人たちが集まり生活をするのが、海外留学やワーキングホリデーの醍醐味です。まさに異文化交流ですよね。
自分の意見を発言することは結果として自身の英語力向上にも繋がります。嫌がらずに楽しみながら会話を持つようにしましょう。
