「語学学校へはどのくらいの期間行けば良いですか?」
よく頂くご質問です。お話を聞いた上でその方が現在どの程度の英語力か、留学やワーホリを通してどの程度の英語力を求めるかでその答えは変わります。
ただ、英語力初級者が多いのでそれを前提にご説明を致します。
まず、言語を習得するということはゴールがありません。3まで習得したら4や5を求めたくなりますし、5まで習得したら6や7を求めるものです。
その為、俗に英語脳に達すると言われる1000時間を目安に考えてみましょう。
英語力初級者の方が1000時間英語に触れていると、自分の成長を実感できるようになります。それまではいくら学んでもさっぱり英語が身に付いているとは感じられないのですが、あるときに英語が頭にすーっと入ってくる感覚を得られるようになり、自然と英語が口から出てきます。
この感覚を得られると英語を話すことが楽しくなり、もっと話したいと感じられるでしょう。これを『ブレイクスルー』と呼ぶようです。
下図の通りブレイクスルー地点から一気に成長が加速します。
留学やワーキングホリデーは行ってから勉強するのではなく、日本にいるうちから勉強を始められたり、留学中も放課後や土日に友達と出かけることで英語を使うことがあります。
常に生活をしている間に学習してることも考慮しますと、200~300時間ほどは海外の語学学校で学ぶ以外の時間にこなせるのではないでしょうか。
そこで700時間は海外の学校で就学すると想定してどのくらいの期間が必要かを表してみます。
スタンダードな留学方法と言えば、アメリカ・オーストラリア・イギリスなどの欧米留学。欧米留学は主に週25時間の就学が一般的です。
700時間を達成するのに28週間(約7か月)の留学期間が必要となります。
もしワーキングホリデーで12週間(3か月)学んで、仕事を探すとなると学習時間は300時間で700時間達成には道のりはまだ遠いと言えます。
一方、欧米留学・ワーホリ前のプレ留学として流行しているフィリピン留学。
フィリピン留学は『スパルタ校』と『ノンスパルタ校』があり、学習時間が異なります。スパルタは1日約10時間(週50時間)の就学、ノンスパルタは1日約7時間(週35時間)の就学です。
スパルタは14週間(約3.5か月)で700時間、ノンスパルタは20週間(約5か月)で700時間に達します。
1週間の就学時間 | 700時間達成にかかる時間 | |
欧米留学 (アメリカ・オーストラリア等) |
週25時間 | 28週間(約7か月) |
フィリピン留学 (スパルタ校) |
週50時間 | 14週間(約3.5か月) |
フィリピン留学 (ノンスパルタ校) |
週35時間 | 20週間(約5か月) |
1日5時間学ぶ人と1日10時間学ぶ人とでは当然結果も変わってきます。勉強するだけではなく、英会話をどれだけ実践するかということも重要です。
欧米留学において学校以外でも積極的に活動をされてコミュニケーションを取るようにされればその経験も結果に繋がりますし、また中学や高校のときに必死に学習し知識があるということも個人差があり、それも影響するものです。
特に英文法は難しいことを覚える必要が初期段階ではありませんが、最低限を抑えているかどうかで留学先での苦労も変わってきます。
つまり上記の700時間~1000時間は過去の努力やこれからの努力により個人差がでるわけですが、目安としてどの程度学校へ行くべきなのかの参考にはなるはずです。
特にワーキングホリデー中の語学学校は3か月間という方が多いですが、そこには何も根拠がありません。
3か月だと英語に慣れた頃、人によっては全く分からない状態で卒業になります。その上で仕事を探すと言っても、大体想像がつきますよね。
英語は話せないより話せる方が良いですし、消極的より積極的にコミュニケーションが取れる方が良いです。自信を持って話せるようにする、一人でも多くの人と友達になり会話経験を作る、それが語学学校に通うメリットでもあります。
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