フィリピン・バギオの休日の過ごし方
日々の勉強のストレス発散は休日に解消
留学中、平日は毎日勉強。学校やコースにもよりますが、授業や宿題、自習の時間等があると、平日の自由な時間は意外と少なかったりします。そして、外出することもあまりできません。そうなると、週2回の休日がとても楽しみになります。早い人は水曜日辺りから、そして金曜日にはほぼ毎授業で週末の予定を聞かれます。過ごし方は皆バラバラで、ずっと学校で過ごす人もいれば、出かける人もいます。そこで今回は、休日の過ごし方についてご紹介します。
私の場合は、土日の2日間の内1日は外出し、もう1日は寮で過ごすことが多かったです。寮で過ごす時は、寝ているか勉強をしているか、友人とおしゃべりをしているかのどれかでした。外出の日は、ごはんを食べに行くだけの日もあったり、マッサージへ行ったり、以前記事で紹介したSMモールやナイトマーケットへ行ったり、バギオ観光したりもしました。バギオは大きい街ではないですが、観光する場所は思ったよりもありますので、いくつかご紹介しましょう。
MINES VIEW PARK
展望台やお土産屋さんが連なっている場所です。MINESは鉱山という意味だそうで、Mines Viewという名のとおり鉱山を眺めることが出来ます。ここからの眺めは絶景なので、景色を眺めるのが好きな方はずっとその場にいたくなるのではないでしょうか。
ちなみに、山の上の方だからか2回行ったどちらも風が強くかったです。ここで私は、バギオの伝統衣装を着るという体験をしました。色鮮やかな衣装と緑のコントラストが、個人的にはとても気に入っています。お値段も安かったので、行った方にはぜひ体験していただきたい事です。
Botanical Garden
大きな公園ですが、遊具があるような公園と違い、緑と植物がたくさん植えられている庭園のような場所です。また、園内にはイゴロット族というフィリピンの先住民のモニュメントいくつもあります。その他、アジア各国の庭園や東屋を模した建物やエリアがあり、私たちが見慣れた地蔵や鳥居なんかもあります。
一番驚いたのは、園内に防空壕があることです。これは、戦時中に日本軍によって掘られたもので、病院として利用されていたそうです。この防空壕には実際に中に入ることができます。中は照明がついていますし入れる場所は限られていますが、他の場所よりも空気は冷え、静まり返っています。防空壕を前に口数が減ってしまうのは、日本人だからなのでしょうか。
とても素敵な公園であるとともに、歴史にも触れられる場所です。
Camp John Hay
とても広大な敷地の元米軍キャンプです。1991年にフィリピン政府に変換されるまで米軍の保養地だったそうです。
敷地内には、バギオ一の高級ホテル、ゴルフコース、ショッピングモール、レストラン、キャンプ施設等がありますが、これらのエリアを除くほとんどの場所は松に覆われた森林となっています。ここは散歩を楽しむにはとてもいい場所です。
休日は人で賑わっていますが、本当に広いのでのんびりとした時間を過ごすことができます。
Wright Park
乗馬体験が出来ます。日本では乗馬をする場所もなければ値段も高いので、興味があっても体験したことのない方は多いと思います。しかしここでは、リーズナブルに体験できます。コースは2種類で、公園内を馬上のコースと公園外を散歩するコースがあり、時間は設定されていますが、交渉が出来るので短くしたり長くしたりもできます。
公園内の馬上では自分のペースで乗馬ができるので、好きなように乗りたい方はこちらがおすすめです。公園外の散歩は係りの方がついてくれ、のんびりとお散歩ができます。普段の目線よりも上からの眺めは新鮮で、どちらのコースでも十分に楽しむことができます。
その他にも、バギオには大きな公園があり、街中の公園は家族連れやカップルで賑わっています。また、いたるところに教会があります。日本ではあまり見ることのないものばかりなので、学校周りや街中を歩くだけでもいろいろなものを発見できます。
慣れない環境で生活をしていると、知らずにストレスが溜まっていますし、身体も休息を欲するようになります。息抜きできる時間は限られていますが、場所はたくさんあります。寮に篭るのも悪くないですが、せっかく異国の地にいるであれば、様々な場所にも外出してみてください。いろいろな発見がありますよ。
この記事を書いてくれたのは
フィリピン・バギオ留学体験者 山岸さん
留学期間 2015年10月～11月
