「ワーキングホリデーでは仕事をしにいく。」そんな風に考えている方は割と多くいます。
「ワーキングホリデーを通して英語力を向上させる。」このように考えている方も結構たくさんいます。
ワーキングホリデーは語学を学ぶこと、働くこと、旅すること、趣味や特技を生かすこと、色々な国の友達を作ること、一年という貴重な時間を使って自由奔放に海外生活できるのが最大の特徴です。
自由。何をしても良いよ、と言われているにも関わらず、まずは語学学校3か月…という実に渡航者の80%以上もの方が学校に行く理由は何でしょうか?
理由は2つ。
1つは出来る限り英語力を向上させて、次のステップに繋げたいということ。
もう1つは語学学校に通い様々な国から来ている留学生と友達を作ることです。
では語学学校に通ったらどの程度英語力が上がるのでしょうか?
正直、ただ普通に通うだけならそれほど期待はできません…。
普通に通う?朝、学校へ行きランチを挟んで日中5時間学んで家に帰る。毎日のクラスに出て、「ああ、なるほど、ふんふん。」と納得して終わってしまうのが普通です。日本の教育現場でよくある風景ですね。
英語力を高めるために大事なのは積極的に授業に参加すること。発言をしたり、クラスメイトとワイワイしたり、日本だと先生の授業の妨げになるかな?ということも海外では普通だったりします。
そうやって日々教えてもらったことを使う努力。これが非常に重要なことです。
その為に渡航前の日本にいるうちは中学英語の復習をする。それをクリアしているなら単語を覚えたり、映画を観たり、英語に触れる機会を作ることです。
海外の語学学校に通い始めたら、間違っても良いので積極的に英語を使う。放課後も引き籠らずにホストファミリーと話したり、クラスメイトと遊ぶようにしましょう。
このように語学学校の環境をうまく使える方は例え3か月の通学でも自信を持って英語を使えるようになります。
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語学学校に通うもう一つのメリットは友達作りです。
ワーキングホリデーで渡航される方は日本食レストランに勤めるケースが多く、一年経っても結局英語力が身に付かなかった…という話は少なくありません。
例えば予算が限られているから学校にはそれほどお金をかけられない、学校に行く予算がない、という場合はせっかく海外生活をしても周りの友達はほとんど日本人ということだってあり得ます。
そうだとしたら、なるべくその環境にならないよう自ら環境作りをしなければいけません。人に頼ってもいけないわけです。
予算が少なくても何とかお金を工面し、1か月だけでも語学学校に通う。その限られた1か月でアジア人、ヨーロッパ人、南米人と友達になることを前提に通います。
海外の語学学校は毎週末アクティビティという課外活動を企画してくれています。中には毎日アクティビティがある学校も主要都市には必ず存在します。
ワーキングホリデーの方は毎日何らかのイベントがある学校をお勧めしていますので、日々のクラスはもちろんのこと、課外活動にも積極的に参加しましょう。クラスの隔てなく学校のみんなと活動できるので友達作りの近道です。
多くの友達を作り、学校卒業後もその友達たちと遊ぶようにする。こうして英語を使う環境を作ることができます。
最後にワーキングホリデーで通う学校の選び方について。
それは環境面や雰囲気を参考に決められるのが適した方法です。語学学校は国籍比率やEnglish Only(母国語禁止ルール)、料金面など表面的な情報はネットの口コミや留学エージェントのアドバイスで得られます。
しかしながら表面的な情報だけでは、自分の性格や求める環境に近いかというと決してそうではありません。なぜなら語学学校は毎週月曜日に新入生が入り、毎週金曜日には在校生が卒業しますから、常に人の入れ替わりがあり流動的です。
日本の春休みの時期や新学期としての4月や5月は日本人の留学生が増えます。今まで日本人率が少ないと言われていた学校でも、その時期は日本人生徒が増えるかもしれません。
また、大事なのは学校の雰囲気。スペインやコロンビアなどのラテン系が多い学校は常に明るいですが、その雰囲気を好む方とそうでない方はいらっしゃるものです。単に「ラテン系の学生が多いからこの学校は明るい雰囲気ですよ。」と言ったところでその生徒たちが上級クラスだったら殆ど意味のないこと。
だからこそ、現地で学校を見て決めるのがワーホリの方には最適と言えます。